無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

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第89話『対抗心』

ずっと考えていた。

『両腕部Iフィールド発生器』を使わずにフィールドを破る方法を。

そのために考え付いた方法・・・まず、宙に浮いたままの状態で体を屈め、両手で足を掴んだ。

結果的に体の重心が変わり、自然と回転してしまったがそれは別に問題ない。

むしろ、周りから見て少し格好良く見えるだけいいだろう。

そして元の状態に戻ったときには、手に纏っていた雷の半分が足に移った。

その足をさっき踏み台にしたロボットに向け、すぐに上空へ雷撃を放った。

反動で勢いを付けた俺は、そのままロボットへ落下した。

あのフィールドを『遠雷』のような武器で破るには、かなりの破壊力を有する攻撃じゃないと無理だ。

なら逆に、それを使わない攻撃、ずっとそれを考えた結果が、この蹴りだ。

だけど、このままじゃ少なからずフィールドの影響で威力を抑えられてしまう。

だから俺はフィールドに接触する寸前でこいつを発動させた。

昨日『ビームコーティング』から進化したばかりのこいつを

「『ビームバリア』!!」

対強力エネルギー遮断壁『ビームバリア』。

性能は『ビームコーティング』と同じだが、その効果の程は歴然だ。

それが相手のフィールドに接触したとき、お互いにフィールドは相殺された。

だけど俺には、本命のこの蹴りが残っている!

「いけぇぇぇ!!」

俺の足はロボットの頭部にめり込んだ。

そしてそのまま内部で足から雷撃を・・・

「迸れ!!」

放った。

内部が次々と破壊されているのを感じた俺は足を引き抜き、そのまま離れるように跳んだ。

地面着地し、ロボットの方を見ると・・・

ドォォォォォォン!!

見事に爆発。

よし、これでフィールド相手に戦う術を見つけた。

残り4体・・・全く同じ方法は通じないだろうが、何とかなる範囲だ。

「上野さん・・・」

後ろには、1年3人がいた。

・・・酷なことだが、ここは言うしかない。

「3人とも、あとは俺がやるから下がってろ」

「え?でも・・・」

「悪いが、お前達がいても足手まといだ。1人でやった方が早い」

「・・・・・」

見なくても分かる。

3人ともショックを隠しきれないのが・・・。

だけど、このまま戦っても3人が無事で済むとはとても思えない。

だから後は俺が・・・。

「見くびらないでください」

「え?」

渋谷のその声に反応して後ろを向くと、そこにはショックを受けている顔とは思えない3人がいた。

「ボクたちだって・・・これぐらい出来ます!」

そう言った瞬間、渋谷は再びロボットに向かう形で駆け出した。

「ま、待て渋谷!」

先ほど同様、俺の制止は渋谷に通用しなかった。

そして

「ハァァァッ!!」

ロボットの直前に跳躍し顔面へ拳を見舞った。

だがその結果は、先ほどと同じようにロボットの体勢を崩すだけに留まった。

そして、ロボットがカウンターのパンチを放つ構えを取った。

今から俺が動いても・・・間に合わない!

「渋谷!」

俺の叫びも空しく、ロボットの拳が渋谷に当たろうとした。

その時だった。

ブゥン!

渋谷が突然消え、ロボットのカウンターは空を切った。

じゃあ・・・渋谷はどこに?

「ハッ!」

するとロボットの背中側に渋谷は姿を現し、再度ロボットの頭部に拳を放った。

それをまともに食らいつつも、体勢を崩しただけに留まったロボットは再びカウンターで渋谷に拳を放った。

だが、また当たる寸前に渋谷は消え、ロボットの攻撃は意味を成さなかった。

これは・・・もしかして『刹那の夢』の本当の力なのか?

他の運命系の武器を考えても、拳が当たったところに衝撃が走るだけが効果とは考えにくい。

拳による攻撃だということを考えても、残像を残すほどのスピードを放つのが『刹那の夢』による本当の戦い方。

俺にはそう思えた。

「上野さん、下がっててください」

俺がそれに夢中になっていると、五反田が『砕かれた世界』を構えていた。

それが効かないと分かっているはずなのに、一体・・・何をするつもりだ?

「『砕かれた世界』・・・『デストロイモード』起動!」
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