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無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

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第78話『教師達の宿命』

ガシッ

田端の攻撃に対して、音無先生は一歩も動かなかった。

動かしたのは右腕だけ。

それで、『デファイアント』の柄をガッチリと掴んで受け止めていた。

「ナ!?」

この行動に、田端は驚きを見せた。

あの速さでこの音無先生が取った行動は、失敗したときのことを考えるとリスクが大きすぎるのだ。

「・・・武器で戦いの得意不得意を決めるとは、まだまだ子供だな」

「え?」

音無先生が急に話し始めた。

「お前みたいに得意分野を伸ばすために武器を選ぶのが普通だが、逆だってあるんだよ」

「逆?」

「そう・・・『伸ばす必要がないから別の方面を伸ばす』っていうことがな!」

そう言い終ってから、音無先生は田端に向かって指を指した。

次の瞬間、どこからともなく現れた『フェザーファンネル』が田端に向かって次々と当たり、爆発した。

「グハッ!」

その爆発で高々と宙に打ち上げられた田端を確認した音無先生は、

「坂東先生、今だ!」

キャットウォークの方を向き、そこで準備していた坂東先生に伝えた。

「了解、こっちもようやく承認が取れたところだ・・・来い!」

坂東先生の言葉が終わると共に、その足元で何かが光って登場した。

それは、可愛らしい犬の姿であった。

もしこれを上野や大塚、渋谷に五反田が見ていたら、5月のあの任務を思い出したことであろう。

「よし、行け!」

その号令ともとれる言葉を聞いた犬は姿を変え、田端に向かって真っ直ぐ向かっていった。

それは以前、まりんが使用していたのと同じ『十二支』の武器であった。

その姿は、坂東先生にワイヤーのようなもので繋がれた4つの砲であった。

十二支系推進システム兼用遠隔操作ビーム砲『戌:ガンバレル』。

そしてその砲は一斉に田端への射撃を開始。

放たれた光線は全て田端へ命中。

普通だったら倒れてもおかしくないダメージであるが、それでも田端は空中で体勢を整えて着地した。

「な・・・なめやがって」

これらの攻撃に、田端の怒りは頂点に達しつつあった。

「いい機会だ」

「納得いくまで相手になるぜ」

音無先生と降りてきた坂東先生がそう田端に伝えた。



一方で、田中先生と鶯谷の戦闘も行われていた。

「ハッ!」

田中先生は右肩に備えた大きな盾の先端を前にむけた。

すると盾の先端から光線が放たれた。

攻防一体型光線砲『トロイダル状防楯内臓メガ粒子砲』。

その光線は目標に見事命中。

しかし、それで田中先生が安心することはなかった。

今攻撃したのは、鶯谷ではなかったからだ。

攻撃したのは、鶯谷と共に戦う3体の人型のロボット達。

遠隔操作型人型兵器『Bit・ラスヴェート』。

これにより、田中先生は実質1対4の戦いを強いられていた。

「フフフ、降参するなら今の内よ?」

「だれが!!」

逆上した田中先生が『トロイダル状防楯内臓メガ粒子砲』を構えたその時だった。

その後ろに回りこんだ『Bit・ラスヴェート』が持っていた銃を構えたのだ。

だが、田中先生は振り向こうともしなかった。

なぜならその更に後ろで

「やああですぅ!」

翡翠先生が構え、武器である2つのワイヤーに繋がれた刃を射出していた。

その刃は2体に突き刺さり、そして

「えぇいですぅ!」

そのまま振り回し、投げ飛ばした。

その武器の名は、ワイヤー射出型貫通刃『禍ノ白矛』。

「遅いぞ、翡翠」

「助けにきただけ、ありがたいと思うですぅ」

とても外見からは想像出来ない口調に、慣れているとはいえ田中先生はどうにも気疲れを感じていた。

「ふふ、あなたも相変わらずね、翡翠ちゃん」

そんなやり取りを見ていた鶯谷が笑みを浮かべながら話しかけた。

「鶯谷ちゃん、久しぶりですぅ。あんまり女の子と戦いたくないけど・・・手加減は出来ないですぅ」

翡翠は射出した『禍ノ白矛』を巻き戻し、再び構えた。

「そうね。私も同じ考えだわ」

そう言いながら、鶯谷は3体の『Bit・ラスヴェート』を自分の元に一旦引き寄せた。

「行くぞ」

「はいですぅ!」

そして3人の戦いは再開された。
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