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無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

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第77話『抑える気持ちと体』

「ク・・・」

「どうしたんだい?何かしたかったんでしょ?」

目黒を助けようと『メガライダー』で突進した神田だったが、それを女性に片手1つで簡単にとめられてしまっていた。

流石にこのままでは目黒が危ない、その思いが神田をあせらせていた。

しかし次の瞬間、だれかが2人女性それぞれの側面に飛び蹴りを見舞った。

この衝撃で女性は目黒を絞めていた手を離してしまい、更に数メートル吹き飛ばされた。

「ゴホ、ゴホ・・・」

首の締め付けから解放された目黒は膝を突いて咳き込んだ。

「大丈夫か?」

神田は『メガライダー』から降りて目黒に駆け寄った。

「は、はい、大丈夫です」

そして女性に飛び蹴りを放ち吹き飛ばした2人がから目黒の前に着地した。

その2人の名を、目黒は思わず口にした。

「らむ先生・・・日晴先生・・・」

「ゴメンね、待たせちゃって」

「後は任せておけ・・・神田、大崎と田町を避難させてくれ」

「え?でも・・・」

いきなりの日晴先生からの指示に神田は戸惑いを隠せなかった。

「保健室で迦樓美ちゃんがスタンバってくれてるから、早く2人を治療してもらって。君なら一番速いから」

「・・・分かりました、後はお願いします」

その一言と同時に神田は再び『メガライダー』に跨り、発進させてから大崎と田町を回収してその場を離脱した。

「・・・目黒」

それを見送った日晴先生が目黒に声をかけた。

「は、ハイ」

「お前はアイツに加勢してやれ」

「え・・・?」

日晴先生の向く方向、そこには新橋相手に苦戦を強いられている上野の姿であった。

「わ、分かりました!」

すると目黒は『ピーコック・スマッシャー』を構え、駆け出した。

「フフ、久しぶりね、らむちゃんにひばちゃん」

目黒が離れた後、女性が笑みを浮かべながら2人に声を掛けた。

「うん、久しぶり、鶯谷(うぐいすだに)ちゃん・・・だけど、そうも言ってられないみたいね」

「だな、一気に決着をつけさせてもらう」

この日晴先生の一言と共に、2人は一斉に『EB-ID』を手に取った。

「EB・・・ログ」

そしてまさにログインしようとしたその時。

らむ先生の前に音無先生が、日晴先生の前に田中先生が突然どこからともなく現れ、それを止めた。

「え?」

「どういうことだ?」

この2人の行動に、らむ先生も日晴先生も疑問を感じざるを得なかった。

「2人とも、少し落ち着け」

「お前らがここで戦ったら、被害はここだけじゃ済まないぞ?」

「う・・・」

「・・・確かにそうだな」

2人ともこの説得に素直に応じた。

「あとは任せておけ、2人とも援軍が来ないかで監視でもしててくれ」

音無先生がそういうとらむ先生が顔を膨れさせ、

「もう・・・バーカバーカバーカ!!」

と、大人びた外見からは想像できない子供じみた言葉を残してその場を去った。

「・・・ついでにアイツも監視しておくな」

「あぁ、すまない」

日晴先生もそう言い残してらむ先生の後を追った。

「さて・・・、俺たちはもうログイン済みだ、いつでも相手してやるぞ」

田中先生が女性・・・鶯谷に向かって言った。

「そうね・・・でも、麗ちゃんは別みたいね」

「何?」

音無先生が疑問符をあげたその時。

襲撃してきた最後の1人、少年が音無先生に突撃しながら胸倉を掴んだ。

「久しぶりだな、麗ちゃんよぉ!!」

「・・・お前も久々だな、田端」

勢いで空中に吹き飛ばされながら2人は会話した。

そう言葉を発してから音無先生は掴まれた手を無理矢理放し、田端を蹴り上げた。

宙に高々と上げられた田端を確認し、音無先生はいつもの『フェザーファンネル』を何本か具現化させ、

「爆ぜろ」

この一言と共に飛ばした。

狙いに寸分の狂いもないその射撃は、田端に全弾命中し、爆発した。

普通の相手であったら、これで十分倒せていた。

しかし、相手はEBとして外見から違う田端。

そう簡単にはやられなかった。

「相変わらず射撃が上手いなぁ、麗ちゃん!だけど、その分接近戦は・・・」

空中で体勢を整え、そう言葉を発しながら田端は武器を構えた。

それは、子供の田端には身長を軽く上回るほどの長いエネルギー系の槍。

遊撃用高速特化槍『デファイアント』。

それを音無先生に向けてから

「苦手だろ!!」

そのまま急降下した。

しかし、高速特化とはあくまで大人が使うための口実。

子供の田端が使うにはそれは活かすことの出来ない性能のはずであった。

それにも関わらず、田端は通常を遥かに上回る速度を出していた。

対する音無先生は、これに対して起こす行動は決まっていた。
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