無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

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第74話『予定外の来客』

ドォォォォン!!

「え!?」

突然、体育館の天井が爆発し、何かがそこから降りてきた。

その正体は、そこから発生している煙で隠れていてハッキリと分からない。

だが、人影みたいなものは薄っすらと見えた。

それも・・・3つ。

「・・・一体何?」

目黒から疑問の声が上がった。

そして、俺たち5人ともそれに警戒しているのは間違いなかった。

現に、俺たちはこの企画に参加していることを忘れているんだから。

「ふぅ、難なく入れちゃったわね」

「そうなんだぁ」

「まったくだぜ」

その煙の中から声が聞こえてきた。

それと同時に煙も晴れてきて、その人影が何なのかやっと分かった。

1人は、和服がよく似合う美人な女の人。

もう1人はその足でよく体重を支えられるのかと疑問に思うほどの肥満体型の男。

最後の1人は・・・やんちゃ盛りに思えるガキ。

「・・・アンタ達誰だ?」

率直な疑問を俺は飛ばした。

「名乗るほどの者ではありませんわ。ちょっと用事があるだけです」

ニコっと笑みを浮かべながら和服の女性が言った。

だけど・・・

「用事?」

それだけが気になる。

すると肥満体型の男が壇上を向きながら・・・

「ん~、あれが欲しいんだなぁ」

と、そこにあるこの企画の商品を指差しながら言ってきた。

あれは・・・EB用の武器チップ。

つまり・・・

「渡せるわけ・・ないじゃないですか」

それが返答だ。

「残念だけど、答えは聞いてないよ」

ガキが生意気に言ってきた。

「そんなこと言われて・・・」

俺が反論しようとしたその時。

「させるわけないでしょ!」

渋谷がいきなりそいつら目掛けて殴りかかっていった。

・・・って、

「おい渋谷待て!」

そんな俺の制止を渋谷は全く聞く様子がなかった。

「ハァッ!!」

その渋谷があのデブに『刹那の夢』で覆った拳が殴りかかろうとしたその時。

「え!?」

そのデブが片手で軽々とそれを受け止めた。

「ん~、甘いんだなぁ」

すると渋谷の手を両手で掴み、そのままジャイアントスイングで回した後吹き飛ばそうとした。

「渋谷さん!」

それを見た五反田が『砕かれた世界』で止めようとした。

だが、

「遅いって」

「え?」

いつの間にか目前まで迫っていたガキがその一言言った後、五反田に飛び蹴りを放とうとした。

だが、

「危ない!」

それを代々木が間に入って『自由の代償』で受け止めた。

しかし、

「危ないのはお姉ちゃんの方だよ」

蹴りの力で代々木はそのまま吹き飛ばされた。

そのすぐ後ろにいた五反田も巻き込まれる形になった。

「じゃ、仲良く寝るんだなぁ」

それを見たデブが振り回していた渋谷を代々木が飛ばされた方へと投げ飛ばした。

「渋谷!代々木!五反田!」

俺はその激突を防ごうと向かおうとしたが・・・間に合わない!

「EB、ログイン!!」

突然別の方向からログインの声が聞こえてきた。

すると飛ばされている渋谷を誰かが高速で走り、受け止めて2人の激突を防いだ。

防いでくれたのは・・・

「大崎さん!?」

「ふぅ、間に合ったぜ」

「後は任せておいて」

と、今度はキャットウォークに田町さんがいた。

周りを見ると、ギャラリーがいない。

おそらく、今いない大塚さんや品川さんが避難を誘導してくれたのだろう。

「その通りだ」

今度は壇上にいた神田さんがいつの間にか具現化させた『蒼天の剣』を構えていた。

「田町、あの美人を頼む!女性に手を出すのは気が引ける!」

「了解♪」

そうやりとりを交わして大崎さんと田町さんは駆け出し、一方の神田さんも

「メガライダー!」

愛用の『メガライダー』を具現化させてそれに乗って突撃した。

「上野くん、あとは任せて私たちは3人を避難させましょ」

目黒が俺にそう提案してきた。

今は・・・そうするしかないみたいだ。

「あぁ、分かった」

とにかく俺は、まず吹き飛ばされた代々木と五反田の下へと向かった。
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