FC2ブログ

無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第6話『これからを見据えて』

神田は近くに置いておいたカバンの中から、1つの封筒を取り出した。

「政府軍の東京支部から例の協力要請が来ているぞ」

「お、来たのか」

今地球上では、異星人やサイボーグ等の侵略が耐えない状況である。

それは日本も例外でなく、全国各地でその対処が行われている。

この『私立百花高校』の『生徒会』も、近所でその対処を行われる際に手伝うことがある。

周囲の状況や地理などを良く知り、且つそれなりの実力がある者がいた方がいいのだ。

「で、やっぱり目標はあの基地?」

「その通りだ」

「あそこ、確かに放置するのは危険ですからね・・・」

最近、ここからそう遠く離れていない空き地にサイボーグが基地を建設した。

もちろん、侵略活動の拠点として利用するためだ。

これを排除するのはもちろんエンドレスバトラーの任務である。

「支部からは誰が来るんだ?」

「えぇと・・・山本さんていう人らしい。あと・・・」

「あと?」

そこまで言って、神田は一度口ごもったが、再び口を開いた。

「迦樓美ちゃんが引率として同行することになった」

「えぇ!?」

この一言に、生徒会室に激震が走った。

迦樓美ちゃん、この学校の保健室の先生である。

普通に先生としては問題ないのだが、その風潮に色々と問題がある。

「その山本さんの情報を聞きつけて、引率を志願したそうだ」

「・・・分かった。で、俺たちの誰が行くんだ?」

「とりあえず、俺は副会長として行かなきゃいけないだろ?」

「会長じゃなくていいのか?」

「来るとでも思うか?」

神田は即答した。

「・・・だな。神田、頑張れよ。他のメンバーは?」

「近接戦は俺と迦樓美ちゃん、遠距離はその山本さんが出来るらしいから、中距離戦が出来るやつがいいな」

そう言いながら神田はその場にいる全員を見渡した。

「大塚、田町、お願い出来るか?」

「分かったわ」

「オッケー♪」

頼まれた大塚と田町は嫌な顔せず即答した。

「とりあえず、来週の日曜ってことになっているから、忘れるなよ」

神田の言葉に、2人は黙って頷いた。

「じゃあ最後に、新会員のことだが・・・」

「そうか、もうそんな時期になったか」

「今の私達には、死活問題よねぇ・・・」

生徒会は現在、7人で構成されている。

だが、そのうち3年生は6人。

それ以外は2年の目黒だけとなっている。

そのため、今の3年生ほどに新戦力を確保しなければならない。

それも、ちゃんと戦力となるほどの逸材を。

「とにかく、いい人材を見つけたらすぐにスカウトするように」

「了解」

全員が口を揃えて返事をした。

「じゃあ今日はここまで。部活があるやつはそっちに行ってくれ」



駅前の喫茶店。

そこのテーブル席で、長髪の男子生徒がホットコーヒーを飲みながら読書をしていた。

すると、騒がしい店内に1人の身なりのいい男が入ってきた。

男は迷わず男子生徒の前の空いている席に座った。

「スマン、待たせたかい?」

「いえ、大丈夫です。それよりも、例のデータを」

笑顔でその男子生徒は手を差し出した。

「うむ、これだ」

男はスーツの中から、1つのカードのようなものを取り出した。

男子生徒はそれを受け取ると、着けていた腕時計に差し込んだ。

するとその腕時計から、顔1つ分ほどの大きさのスクリーンが浮かんだ。

そこには、どこかの高校生とも取れる男子の顔が載っているデータが映し出されていた。

「・・・なるほど。確かにいいですね」

「あぁ。是非とも君たちに必要な人材だと思うのだが、どうかね?」

「はい、ありがとうございます」

「いや、これぐらいのことは当たり前さ。君には期待しているのだからね、池袋君」

そう言いながら浮かべた男の笑みには、どことなくやすらぎのようなものも含まれていた。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ラジオ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。