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無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

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第52話『海の脅威』

(上野、そこから300m左前方に目標発見、射撃を頼む)

(了解です)

品川さんから『プライベートメッセージ機能』で指示を受けた。

まずは、言われたとおりに・・・

「いけえ!!」

雷撃を放った。

それは一瞬にして目標に到達、そして

ドゴォォン

轟音と共に水柱を高々と昇らせた。

今の目標は、主に2つ。

1つはこの時期になると現れ、観光客に悪影響をもたらす『エイ』の退治。

もう1つは、『EB-ID』を悪用してここらで密漁を行う輩への対処だ。

両者とも、沿岸からの遠距離射撃が出来なければ基本的に行うことが出来ない。

昼の部に選ばれたメンバーを見ても、どうやらそれが選考基準らしい。

それに合わせ、戦闘指揮専門科に所属する品川さんによる本格的な指揮で作業は順調だ。

ちなみに、夜の部のメンバーは、少し離れた場所で組み手を行っている。

4人とも接近戦がメインだから、選ばれたのは当然といえば当然か。

夜、4人はどんなことをするかは今は気にしないでおこう。

んで、気になるのは・・・引率で来た蝶子先生と日晴先生だ。

俺たちから大分離れた場所で、わざわざパラソルを準備して、その下で寝ている。

・・・まさか、それをするために引率を引き受けたのか?

でも実際そんなことを聞けるわけがないから、考えないことにする。

「あの・・・」

急に背後から声がしたため、かなり驚いた。

高鳴る心臓の鼓動を抑えながら振り向いてみると、そこには女の子が1人立っていた。

セーラー服を着ていることと、背丈や顔立ちを考えると、地元の中学生かな。

「な、何ですか?」

それが分かっているにも関らず、敬語で聞いてしまった。

「あなた達が・・・『百花高校』の人たち?」

「え?えぇ・・・まぁ」

何で分かったのか疑問に思ったが、合っているので正直に答えた。

「ふぅん・・・」

そんな俺を、少女はマジマジと見た。

「な・・・何です?」

「・・・別に」

そう言い残して、少女は立ち去っていった。

・・・一体、何だったんだ?

(上野、聞こえるか?)

お、品川さんからの通信だ。

(はい、聞こえてます)

(たった今、密漁船が発見された。今から田町と2人でその船に乗り込んで制圧してくれ)

(え?ここから狙撃しないんですか?)

(船が盗難物でな、下手に傷つけたら何言われるか分からないからだ)

(なるほど、了解です)

(今そっちに田町が迎えに行ったから、一緒に行ってくれ)

と言っている傍から、田町さんが文字通り飛んできた。

飛行支援メカ『Gアーマー』に乗ってきたのだ。

「上野君、お待たせ」

「いえ、十分早いですよ。それより、行きましょ」

俺がそう言いながら『Gアーマー』に飛び乗ると、それに合わせるかのように発進した。



ピッ、ピッ、ピッ

「もしもし、私・・・うん・・・予定通り、来ているみたい・・・とりあえず、今夜決行するとみてみる」

ピッ



「よし、昼の部はここまで」

「お疲れ様でした」

陽が沈み始めたと同時に、作業も終わった。

夜の部の4人は、夜に備えて先に宿に戻ったらしい。

俺も今日だけで3隻の密漁船を制圧したから、さすがに疲れた・・・。

と、ふとケイタイを見てみると、メールが届いていた。

差出人を見てみると・・・会長からだ。

何か嫌な予感を感じながら、そのメールを開いた。

『今日の夜中、呼び出すから周りに気付かれないように外に出てくるように』

・・・いろんな面で引っかかることが多すぎる。

一応、覚悟だけは決めておこう、いろんな意味で。
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