FC2ブログ

無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第50話『謎の誘発』

「お前・・・やっぱりあの時のことを引きずっているんだな」

「・・・・・」

会長の言葉に、無言で回答する新橋。

「気持ちは分からなくはないが、もうあの頃には・・・」

「分かっている!分かっているさ!!」

いきなり新橋から強い反論が示された。

「だから・・・俺はそうさせないために力を求めている、それの何が悪い!」

「・・・それ自体は悪くない。だけど、方法が間違っているんだよ」

たしかに会長の言うとおりだ。

どこぞの訳の分からない組織に属してまで手に入れる力なんて、いいわけがない


「・・・やっぱり、お前には分からないようだな」

すると、新橋はこちらに背を向けた。

「どこに行く?」

「決まっているだろ?帰るんだよ」

「これだけのことをして、帰らすと思うか?おとなしく来てもらうぞ」

そう言って会長は新橋に歩み寄ろうとした。

その時だった。

「じゃあな・・・もう会うこともないだろうがな」

新橋がそう言うと同時に急に姿を消した。

「・・・瞬間移動装置?」

「だろうな」

予め逃げる準備をしているとは・・・なんて用意のいい奴だ。

でも、もう会うことがないってどういうことだ・・・?

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

「な、なんだ、この振動?」

・・・果てしなく嫌な予感がする。

「どうやら・・・自爆装置が作動されたようだな」

「エェ!?」

自爆装置って・・・それに何で会長、そんな冷静でいられるんだ?

「は、早くだ・・・脱出を!」

それとは反対に、動揺を隠しきれていない代々木。

ま、普通はそうだよな・・・。

「大丈夫、すぐ迎えがくるさ」

迎え?

ドゴォォォォォン

そのやり取りの直後、突然床下から緑色の光線が飛び込んできた。

更にその直後、何やら黄色い3本のクローがワイヤーに繋がれながら上がってきて、天井をガッチリと掴んだ。

・・・あのクローはたしか・・・。

「よし、降りるぞ」

そう言いながら会長はワイヤーを伝って降り始めた。

「は、はい!」

俺と代々木もそれに続いて降りた。

降りた先には、悠矢さんがあの武器を頭上目掛けて構えていた。

その武器の先端部分から、ワイヤーが繋がれている。

やっぱり、あのクローは悠矢さんの物だったか。

「よし、脱出だ!」

悠矢さんの素振りを見る限り、どうやら今の状況が分かっているようだ。

「もう出口の部分だけフィールドは解除しているから、そこから出るぞ!」

雷電さんも仕事が速い。

それなら話は早い、早くと脱出だ。



「今日は済まなかったね、突然呼び出してしまって」

「いえ、別にいいですけど・・・」

爆発で跡形もなくなった廃ビルから少し離れた路地で、歩きながら会長と話していた。

横には代々木がいるが、悠矢さんと雷電さんは報告しにいくとかでどこかへ行ってしまった。

一応、無事終えることは出来たが・・・

「会長、色々聞きたいことがあるんですが・・・」

「だろうね」

俺の言葉に、即座に返答してきた。

「じゃあ・・・」

「来月、生徒会の夏合宿があるだろう?」

「あ、はい・・・」

そういえば、そうだったような・・・。

「俺も遅れはするが、ちゃんと参加する予定だから、その時ゆっくり説明してあげるよ」

「わ、分かりました・・・」

会長のいう”参加する”という言葉はイマイチ信用出来ないが、今はそうするしかないだろう。



「あ、そう言えば・・・」

部屋の前まで来てふと思い出した。

すっかり忘れてたな、部屋にあの3人を放置していたことに・・・。

とりあえず、玄関のドアを開けた。

「ただいま・・・」

すると、そこには誰もいなかった。

いたのは、片付けられていない宴会の跡。

まぁ、別にそれを期待していたわけじゃないが、これはヒドイ・・・。

でも、まだ何か忘れているような・・・。

ザーーーーーーー

あ、思い出した!

風呂に湯を入れっぱなしのまま出たんだった!

俺は焦って風呂場に開けた。

「・・・え、目黒?」

しかもなんで・・・



「あれ、渋谷ちゃん、何でここに?」

上野のアパートからそう遠く離れていない場所にある自販機前で、田町と渋谷が遭遇した。

「あ、田町さん。目黒さん用のジュース何本か買おうと思って」

「なるほど。でも、それじゃ今は目黒ちゃん1人?」

「えぇ、とりあえず今はお風呂に入ってもらってます。あんな汚れた服でいるのカワイソウだったんで」

「なら、早く着替えさせてあげよう。家から私の服、持ってきたから」

「はい、それにしても、上野さんが風呂の準備していてくれて助かりましたよ」

「そうね、でも、いつになったら帰ってくるんだろう」

そう2人が会話していたその時だった。

「キャーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

「ご、ゴメン!!」

どこからともなく、そんな声がした。

「・・・何か聞こえた?」

「ん~・・・聞こえたようなそうでないような・・・」

その後、2人は戻ってからいなかった間に起きた出来事を聞くことになる。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ラジオ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。