無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

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第49話『力の代償』

「へぇ、田町さんと大崎さんてそういう関係だったんだぁ」

「あれぇ?知らなかったぁ?」

上野の部屋の中で、目黒、田町、渋谷の3人の宴は続いていた。

既に空き缶がいくつも転がっていて、そこから3人がどれだけ酔っているかは理解することは容易だった。

「知らなかったですよ~、全く」

「そういう渋谷ちゃんも、五反田君と仲良いじゃない。そういうのじゃないの?」

「ち、違いますよ!た、ただアイツが近くにいるというか・・・」

五反田とのことを渋谷は強く否定した。

「そ、そういえば、目黒さんはそっち方面のことはどうなんですか?」

「え、私?」

酔いが誰よりも回ってボォっとしている目黒が反応した。

「そうよね、そういえばそういう噂聞いたことないけど、どうなの?目黒ちゃん男子に人気あるでしょ?」

「そ、そんなことないですし、そもそもそういう話もありませんよ」

目黒も渋谷と同じほどに否定した。

「そう~?きっと何かあると思うんだけど~」

意地悪そうに田町が追求した。

「本当ですって」

「そうなんですか~」

渋谷も田町に便乗した。

すると、

「ほ、本当ですって・・・」

突然目黒は涙を流し始めた。

「ち、ちょっとどうしたの、目黒ちゃん!?」

「な、何かあったんですか?」

流石に酔いが回っている2人も、これには動揺を隠せなかった。

「だ、大丈夫です・・・」

「大丈夫って・・・」

「とてもそうには見えませんよ・・・」

とにかく2人は目黒を心配した。

「本当に大丈・・・ウッ!」

突然目黒は口を押さえた。

「・・・あ、まさか!」

この状況に田町はいち早く察し、そのまま目黒を立ち上がらせた。

それを見て渋谷も察し、トイレへ向ってドアを開けた。

「目黒さん、本当にお酒弱すぎ!」

「ご、ゴメンナサイ・・・ウッ」

「はいはい、はやく歩いて!」

そう言いながら田町は目黒を歩かせた。



(・・・わ、分かりました、やってみます)

(頼んだよ)

『プライベートメッセージ機能』でのやり取りが終わると同時に、新橋が立ち上がり、

「ウォォォォォ!!」

再度飛び掛ってきた。

すると会長も同時に駆け出したかと思うと、すぐさま行動を表した。

「ナ!?」

新橋は戸惑いを隠せなかった。

会長が起こした行動、それは新橋の周りを高速で移動することだ。

その速さは、いくつもの残像を残すほどのものだった。

この調子だと、俺が行動を起こせばいいのは・・・

(あと5秒・・・4・・・3・・・2・・・1・・・)

その瞬間だった。

会長の姿が残像ごと突然消えた。

それに対して新橋は動きを止めた。

(今だ!)

俺は一気に駆け出した。

そして両腕一緒に

「フィールド展開!」

させ、まずはそのまま左の拳を振るった。

すると、予想通り新橋のフィールドと衝突した。

だが一瞬にして、お互いのフィールドは相殺された。

この一瞬の隙を突き、俺は右腕のフィールドを一瞬にして収束され、思いっきり放った。

「必殺!シャイニングフィンガー!!」

この渾身の一撃に対して新橋は

「ナメルナーー!!」

『エクスカリバー』を振り下ろして対抗してきた。

だが、このフィールドの前ではビーム系の武器は・・・

キィィィィィン

ただ無効化されるだけ。

ビームが弾け飛び、武器としての意味がなくなった『エクスカリバー』を越えて俺の拳は

バァァァァン!

衝撃音と共に届いた。

これによって新橋は吹き飛ばされた。

手応えは確かにあった。

だが・・・

スタッ

それにも関わらず、難なく着地された。

おそらく、『エクスカリバー』と衝突した際威力を殺されたのだろう。

だが、そんな中途半端な技を受けただけなのにも関わらず、新橋の顔からは

「・・・・・」

くやしさを浮かび上がらせていた。

「・・・これで分かっただろう?」

この様子を、少し離れた場所で見ていた会長が言葉を発した。

「・・・どういうことだ?」

「彼はこう見えて、今年ウチに転校してきたばかりだ。そんな彼にやられた、意味は分かるだろう?」

「クッ・・・」

「結局、力を追求したところで、得られるものなんてその程度なんだよ」

「・・・・・」

会長の言葉を受けてから少しの沈黙をおいて、新橋が再び口を開いた。

「だが・・・あの時力があればアイツは・・・」
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