無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

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第48話『戦う意味』

「・・・知り合いですか?」

お互いの名前を呼び合うんだ、そう考えるのは当然だ。

「あぁ、あいつは新橋。元『百花高校』の学生で・・・元生徒会役員だったやつだ」

「!?」

アイツが・・・ウチの元生徒?

「そんなこともあったな、懐かしいぜ」

笑みを浮かべながら新橋が言ってきた。

「な・・・何で『百花高校』を辞めて、こんな組織に!?」

真っ先に浮かんだ疑問を俺はぶつけた。

「何で?簡単なことだ」

そう言うと、更に笑みを浮かべて答えてきた。

「これだけの力が簡単に手に入るんだぞ?これさえあれば、あんな所に通う必要なんてねえだろ?」

力を込めて開いた片手を見つめながら、自信満々に言われた。

・・・何故かは分からないが、はっきり思えた。

(何を考えているんだ、こいつは?)

エンドレスバトラーは、『人を守るための力』だと聞いているし、俺自身もそう思っている。

だが、こいつはなんだ?

その力に溺れて、色んなものを見失っている。

よくそれで、『百花高校』に入ろうなんて考えたものだ。

「・・・新橋、お前忘れてないか?」

会長が再び口を開いた。

「何?」

「その力を手に入れたのに、俺にボコボコにされたろ?」

「!!!」

新橋の表情が一気に豹変した。

どうやら、触れられたくない過去だったんだろう。

「ゆるさねえ・・・お前は殺さねえと気がすまねえ!!」

「・・・いいだろう。相手になってやるよ」

すると会長は俺達の前に出て、武器を出現させた。

だがそれは・・・武器には見えなかった。

形状はただの球、それが会長の目の前で浮かんでいる。

「上野君、代々木さん」

「は、はい」

「・・・2人とも手を出さないように」

「え?」

「じゃなきゃ・・・無事を保証出来ないからね」

すると次の瞬間、浮かんでいた玉が会長の胸の中に飛び込んだ。

そして

ダンッ!

新橋に向って一気に駆け出した。

「イクゾーーッ!!!」

一方で平静を失っている新橋も武器を出現させて駆け出した。

その武器は、柄の両端からビームの刃を出現させた剣。

二対一刀破壊力重視接近兵器『エクスカリバー』。

まず2人が接近しあった直後に会長の拳と新橋の剣がぶつかりあった。

バァァァァン!

そしてその衝撃が周りに大きく伝わった。

双方とも、破壊力は凄まじいものだ。

と、会長はすぐさま離れ、駆け出した。

会長の動きは新橋より圧倒的に速く、翻弄しているのは明らかだった。

「ク、ナメルナーー!!」

すると新橋は柄を2つに分け、二刀流で構えた。

身軽になった新橋は、そのまま会長目掛けて斬りかかった。

『エクスカリバー』は会長に命中・・・したかのように見えた。

だが、その会長の姿は斬られた瞬間に幻かのように消えてしまった。

「ナ!?」

その現象に驚く新橋。

と、次の瞬間。

バァン!

いつの間に新橋の後ろに回りこんでいた会長が頭に飛び蹴りを見舞った。

その衝撃で壁際まで吹き飛ばされる新橋。

そしてそれを見ながら平然と着地する会長。

だが、その会長の目には意識があるようには見えなかった。

と、ここでやっと会長の武器・・・あの玉の正体が分かった。

未来予測型戦闘支援ツール『ZEROシステム』。

見る限り、未来予測だけでなく、身体能力も飛躍的に上昇させる武器だろう。

でなきゃ、あそこまで翻弄できる説明がつかない。

(・・・上野君)

頭の中に突然、会長の声が聞こえてきた。

おそらく、ログインしていることにより使える『プライベートメッセージ機能』で通信してきているんだろう。

(会長?)

(俺がギリギリまで引きつけるから、トドメを任せたい)

(・・・え?)

予想もしなかった。

まさかそんなことを頼まれるなんて・・・。

(な、なんで俺が?)

(心配はいらない、ちょっと考えがあるんだ)

・・・考え?
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