無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

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第21話『新たな者達』

「こんにちわー」

いつものように放課後、生徒会室に入った俺と目黒。

しかし、そこには・・・

「「「・・・・・」」」

普段見せないような表情を俺たちに見せている大崎さんと田町さん、それに品川さんがいた。

その3人の視線の先には、何やら参考書にノート。

更には手にペンも持っている。

その近くでは、悠長に神田さんが読書している。

「・・・どうしたんですか?」

率直に聞いてみた。

「どうしたって、追試の勉強に決まってるじゃないか・・・」

普段の強気な大崎さんからは想像も出来ないような泣き声が発せられた。

思えば、この前ゴールデンウィークが終わって、既に中間テストもこの前終わった。

いくらここが『エンドレスバトラー』を養成するための機関とはいえ、結局は高校。

ちゃんとした学業の授業カリキュラムも存在する。

つまり・・・

「クソォッッ!仮定法過去完了なんて分からねえ!」

「えぇ~ん!加法定理って何~?」

「・・・なんでフランス革命なんかが・・・」

このような人たちが必然的に現れるのだ。

そしてこの状況を見る限り神田さんは・・・

「分かった分かった、順番に教えるから」

このような感じで助け舟を出す役を買って出て・・・いや、頼み込まれているのだろう。

「全く、またこの3人?」

振り向いてみると、大塚さんが呆れ返っていた。

「あ、こんにちわ」

「おっす。まぁ目黒はいつも成績がいいから心配ないとして、上野は気をつけなさいよ?」

「え、えぇ」

「何?その元気のない返事は?まさかこの3人みたいな感じなの?」

「え?えぇと・・・」

この状況で、正直なことなんて言えない・・・。

「大丈夫ですよ、上野君この前のテストで学年6位だったんですから」

あ、ちょっと目黒、そのことは今は・・・。

「「「何ーーー!?」」」

ほら、予想通りのリアクションが・・・。

「だってお前、ここに来るまで廃校寸前の高校にいたんだろ!?」

「は、はい・・・」

「なのに何でそんな成績取れるの!?」

「そ、それは・・・」

「何か秘訣があるんだろ?勿体ぶらずに教えろよ、な?」

迫られる俺。

秘訣というか・・・

「普通に先生の話聞いて、ノート取っているだけですけど・・・」

それしかやってないんだけど・・・。

「「「・・・・・!?」」」

どうやらこの3人には、心当たりがあるようだ。

「しょうがないさ、苦手科目なんて誰にでもあるものだ。特に品川はそれが顕著に表れているだけだし」

「・・・悪かったな」

不機嫌な目で神田さんを睨みつける品川さん。

そういえばさっきフランス革命がどうとか言っていたから、世界史が苦手ってことか?

確かに品川さん、見た目から理系だし・・・。

「ったく、これから生徒会の新人スカウトのために色々やらなきゃいけないってのに」

大塚さんが大きく溜め息をついて言った。

考えてみたら、俺と目黒を除いて皆3年。

来年までに誰も入らなくなったら、2人だけであの野球部みたいなやつらをどうにかしなきゃいけなくなるわけか。

・・・それだけは避けたいな。

「何か手はないか・・・なぁ上野、お前と同じようにあっちからこっちに来たってヤツいないのか?」

「いますよ、2人」

「だよなぁ、そんなうまいこと・・・って、いるの!?」

・・・また驚かれた。

というか大崎さん、そんなリアクションとる暇あるのか?

「あれ?言いませんでしたっけ?」

「初耳だ」

神田さんにハッキリと言われた。

「でも、その2人って俺と違って1年なんですけど・・・」

「そんなの鍛えてやればどうにでもなる!よし、そいつら連れて来い!」

「い、今からですか?」

そんな、いくらなんでも突然過ぎるぜ・・・。

「やっぱり部活はやってないのか?」

まぁ、あっちでは部活はなかったから普通に考えたら帰宅部なんだけど・・・

「あいつら、確か泳ぎが好きだからって水泳部に入ったてこの前言っていたような・・・」

「水泳部!?よし、尚更好都合だ!」

「え?」

どういうこと?

「それなら同じ水泳部員もスカウト出来るかも、ってことだ。よし、上野に目黒に・・・大塚、頼めるか?」

「いいわよ」

「あれ?神田さんは行かないんですか?」

副会長なんだから、来た方が説得力あるような・・・。

「俺が行ったら、3月の卒業生が3人ほど減ってしまうぞ」

「そんな殺生なー!」

「見捨てないで~!」

「・・・了解しました」

納得しながら、俺達3人は生徒会室を出て、今水泳部が活動しているであろう屋内プールに向かった。



「・・・さて、3人とも再開するぞ」

「へ~い」

ガラッ

「お、神田に大崎に田町に品川、久しぶりだな」

「・・・お久しぶりです、どうしたんですか、急に?」
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