FC2ブログ

無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第1話『抑える者たち』

『私立百花高校』

校庭でキレイに桜が花びらを散らしていた。

それを校舎の一室の窓際で眺めている男子生徒がいた。

耳が軽く被さるほどの長さの髪、特に大きくもなければ小さくも無い背丈。

そして制服である学ランは前のボタンが全て開けられていた。

ちなみに、その部屋の入り口には『生徒会室』という札が掛けられていた。

「・・・キレイだな」

そう呟きながら男子生徒は湯呑みに淹れられたお茶を口にした。

ガチャ

「ちぃ~す! ・・・お、神田。もう来てたのか?」

「ホントだ、はや~い」

男子生徒と女子生徒がそう言いながら部屋の中に入ってきた。

男子の方は逆立った髪にガッチリした体格。

神田と呼ばれた生徒よりも一回り大きかった。

一方女子生徒の方は肩までかかる長い髪に少し染髪のあとがある。

更にルーズソックスと、今時の女子高生の雰囲気が出ていた。

「そんなことないさ、2人が遅かっただけだよ」

微笑しながら神田がそう答えた。

「な~んだ、今日の掃除がなかっただけかぁ」

女子生徒が不満そうにそう言った。

「じゃあ、他の皆は?」

男子が聞いた。

「とりあえず会長はいつも通りもう帰った」

「またぁ!?」

怪訝な顔を浮かべる2人。

「品川はお前達と同じ掃除。大塚は先に部活の方に行っている。目黒は・・・」

と話していたその時。

バタン!

急にドアが開かれた。

元から部屋にいた3人に比べちょっと小さめな女子生徒が息を切らせて入り口付近で膝に手を付いていた。

少し短めの髪に、まだ微妙に幼さが残る顔立ちである。

「お、目黒。茶葉もらえた? ・・・て、どうした?」

神田があまりにも息を切らす女子生徒を見てたまらず質問した。

「あ、茶葉ならもらいました・・・て、それよりもまた野球部の人たちが!!」

ポケットから小さなお茶葉の筒を取り出しながら言った。

「・・・たく、また野球部か。で、今度はどこの誰が?」

「多分、あれは戦略指揮専門科の日暮里君だと・・・」

「日暮里君て、もしかして・・・」

「あの科の中でも学年上位の成績の日暮里君・・・だろうな」

それを聞いた神田が立ち上がった。

「田町、ここに残って連絡の方を頼む。品川と大塚が来たらこのことを伝えてくれ」

「わ、分かった!」

長髪の女子生徒がそう言われて返事をした。

「目黒、済まないがそこまで案内してくれ」

「は・・・はい!」

目黒が息を整えてから返事した。

「大崎・・・いいよな?」

「へ、言われるまでもないぜ!」

ガッチリとした体格の男子生徒が両手の拳同士を打ち合わせながら答えた。

「よし、行くぞ!」

そして3人はそのまま部屋を後にした。



地球を脅威から守るための職業、『エンドレスバトラー』。

力を行使する職業がために、その力を過った方法に使う者も少なくはない。

そのため、これに関連した組織、機関ではそれを抑えるための内部組織が存在する。

もちろん、この『私立百花高校』でもそれは例外ではない。

だが、他の組織と大きく違うのは、それをまだ精神的にも未熟な生徒に任せていることである。

教育的一環として扱われ、他の高校で言う風紀委員の役割を受け持つ組織。

それが『私立百花高校』の『生徒会』である。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ラジオ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。