無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

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第14話『ワケもワカらぬまま』

「お前ら!何をやってる?」

どこからか声が聞こえてきた。

そっちを振り向くと、どうやらここの用務員っぽい人がこっちに走ってきていた。

「あ、羅印(ライン)さん、彼は今日ここに来る転校生ですよ。案内お願い出来ますか?」

さっきの長髪の生徒がその用務員さんにそう言ってくれた。

「お、おう、分かった・・・。ほら、こっちに来い」

そう言いながら連れて行かれそうになった。

「上野君!」

再びあの長髪の生徒からの声が。

「何ですか?」

振り向いて聞いた。

「放課後、『生徒会室』に来てくれないか?」

「え?」

なんでいきなり生徒会に?

「君のクラスの目黒という子に聞けば分かるはずだ」

「は、はい・・・」

とりあえずそう返事をすると、そのまま用務員さんに連れて行かれた。



「・・・会長」

上野がいなくなった後、神田らが4人が現れた。

「さっきも言ったとおり、彼は今日から新しい生徒会員だ。よろしく頼んだぞ」

「いいの?本人の許可も取らずに・・・」

田町がちょっと複雑な気分で聞いた。

「大丈夫だ。それに、もう生徒会用のリストも渡しちまったしな」

あっけらかんに答える池袋。

さらに続けて言った。

「それに、資質は十分ある。そうだろ?」

「・・・それは確かにその通りだな」

神田は素直に納得した。

「あ、目黒。彼には言ったんだが、彼と同じクラスになっているはずだから、放課後『生徒会室』に連れてきてくれ」

「え?あ、はい、分かりました」

いきなりの依頼に、目黒は慌てて承諾した。

「さて、授業が始まるぞ」

そう言って池袋はその場を立ち去っていった。

「・・・詳しい話はその時するか」

「だな」



「お前ら!よく聞け!」

授業開始前に、まず紹介されることになった。

・・・うん、さっき襲ってきたヤツらに比べれば普通っぽい人ばかりのようだ。

少し安心。

「今日からお前らの仲間となる、上野だ。よろしく頼むぞ!上野、自己紹介」

この先生・・・蝶子先生とか言ったけ?

眼鏡におさげに赤ジャージて、俺が今までいた学校にもいなかったぞ。

「えー、ご紹介に預かりました、上野です。皆ヨロシク!!」

うん、こういう時は元気よくやればどうにかなるだろう。

「ヨロシク!!」

お、いい返事が返ってきた。

なんか、上手くやっていけるかも。

「じゃあ・・・あそこの空いている席に座ってくれ」

「あ、はい」

空いていたのは、窓際の一番最後列。

隣には・・・お、割とカワイイ女子。

さっきとは違い、幸先いいかも。

「ヨロシク」

その子に座りながら声を掛けた。

「ハイ、私は目黒。ヨロシクね」

笑顔で返事してくれた。

やっぱり学園生活はこうでなくちゃな。

・・・て、アレ?

目黒て、どこかで聞いたような・・・。

「ようし!お前ら、数学の授業始めるぞ!」

蝶子先生が元気良く黒板に何やら数式を書き始めた。

とりあえず最初だし、真面目にノートを・・・

コツ

「?」

何か机の上に紙切れが置かれていた。

何だろう・・・?

『放課後、生徒会室に案内しますので、すぐ帰らないでくださいね 目黒』

可愛らしい丸文字とは裏腹に、ちょっと血の気が引いた。

(え? こ、この子が生徒会?)

そんな当の目黒は、真面目に授業を受けていた。
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