無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第132話『絶対の力』

ピッ

「第二波、第三波は既に壊滅状態、第一波はもう殲滅完了しているようだ」

どこからかの連絡を受けていた山本はそう報告した。

「それじゃあ、もうここに危険はないわね」

ガジコもその答えに笑顔で反応した。

その様子を神田と大塚はただ見ていた。

そして、疑問も感じていた。

「・・・山本さん、1ついいですか?」

「?どうした?」

その疑問を、神田はぶつけた。

「今回の対処、どこから通報があったんですか?」

「通報?」

「これだけ手際がいい対処、いくら軍だからといって良すぎます。どこか特別なところからの通報でもない限り」

「・・・残念だが、俺にはそこまでの情報は掴んでいない」

「そうですか・・・」

腑に落ちない表情を浮かべながらも、神田には1つの結論が導き出されようとしていた。

「神田・・・考えていること、間違ってはないわよ」

そう言いながら大塚は空を見上げた。

「え?」

それにつられる様に神田も見上げた。

その先には、一機のヘリコプターが降りてくる光景だった。

ヘリはそのまま着陸し、中から1人の男性が出てきた。

山本もガジコも誰か分からないでいると、大塚が口を開いた。

「お父様・・・」

それは間違いなく、大塚の実の父親であった。

「・・・結局、こうやって私に迷惑をかけるのだな、お前は」

開口一番、大塚の父親はそう言った。

「・・・申し訳ありません」

それに対して、大塚はただ謝るしかなかった。

「神田とか言ったな。お前さんは、そんなんで私の娘を守ってやれるのか?」

「・・・・・今は難しいでしょう」

神田は素直にそう答えた。

「ふん、やはりな」

「ですが・・・それまで支え合っていくことは出来ます」

「・・・何?」

神田の反論に、大塚の父親は反応を見せた。

「そして、いつしか絶対に守ってやれる力を持ってみせるつもりです」

「・・・それまで私に待てと言いたいのか?」

「言われなくても、待ってもらうつもりです」

この神田の言葉を受け、大塚は少し考え出した。

しばらくして、踵を返してヘリに再び乗り込んだ。

「1つだけ情報をやる。ここの理事長が、先ほど宇宙に飛び立ったそうだ」

「え?」

「私から言うのはそれだけだ。次会うときには・・・その力をつけておけ」

その言葉を残すと、ヘリは飛び立っていった。

「神田・・・」

「あぁ。あとはとにかく、あの2人の無事をここから祈ろう」



「上野君、もうそろそろ最深部よ」

「そうか・・・」

あの巨大ロボットとの一戦以来、敵とは当たっていない。

一体、どこにあれだけの戦力で、要塞の守備が万全とでもいうのか?

・・・いや、そんなわけがない。

絶対、どこかで何かあるはずだ。

最後まで気を引き締めなければ・・・。

「!?」

そう思っていたとき、俺達の視界に敵の姿が写った。

すぐさまブレーキをかけ、その場で動きを止めた。

「・・・駒込」

「名前を覚えていてくれたかい。嬉しいね」

あの癪に障る笑顔を浮かべながら話しかけてきた。

「言っておくが、相手にする暇はない。どけ!」

俺は気付かぬうちに声を荒げて言った。

「・・・この先には何もないよ」

「何?」

「さっき、池袋君が行った道。あれが正解のルートさ」

「!?」

それじゃあ・・・こっちに全く敵がいなかったのはそのため?

「あっちには戦力のほとんどを向かわせたからねぇ。彼、どうなっちゃうんだろうねぇ」

「クッ!」

俺も目黒も、取った行動は同じだった。

すぐさま『メガライダー』を反転させ、今来た道を戻ろうとした。

「行かせないよ」

だがそれよりも先に駒込が俺達の道を阻んだ。

「・・・・・」

確かに、出会ってしまった以上ここでやりあうしかない。

目黒も同じ考えなのだろう、俺と同じタイミングで『メガライダー』を降りた。

ここで・・・決着をつける!

「行くぞ、目黒!」

「うん!」
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ラジオ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。