無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第12話『初めてのはずなのに』

「さぁて、いい加減観念しろや!」

さっきまでは何とか逃げ切っていたけど、今俺の後ろは校舎の壁。

そして前方はこいつら。

・・・終わった、か?

「ち、ちょっと・・・そんな物騒な物持たずに話し合おうぜ、な?」

とりあえず交渉開始。

「そんな面倒くさいこと出来るか!」

そして即決裂。

「さぁて、とりあえず有り金全部出してもらおうか・・・」

「え・・・別にいいけど・・・」

そんなわけで、財布を渡した。

「お、気前がいいな。どれどれ・・・」

そう言いながら俺の財布の中身を見る男子生徒。

・・・あ、何か震えだした。

「・・・オイ、どういうことだ?」

「何が?」

「何で高校生の財布の中に17円しか入ってないんじゃー!!」

そう言いながら財布を俺に投げ返された。

そして財布の口が開いていたことによって散らばる俺の持ち金。

「しょうがないじゃんか、まだ仕送り来てないんだし」

「ちくしょー、こうなったらてめえをサンドバックに・・・」

「上野君!」

突如こいつらの後ろから俺の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。

そこには、何やら長髪の男子生徒。

でも、こいつらよりかはまともな学生生活送ってそうな気がした。

「こいつを使いたまえ!」

するとその長髪の生徒がこいつらの頭上を越すように何かを俺に投げ飛ばした。

受け取ってみると、それは腕時計とこれは・・・カード?

「こ・・・これは?」

「その腕時計を着けて、カードを差し込むんだ!」

「は、はい!」

ここまで来たらヤケクソだ、とにかくやってみよう!

まずは腕時計を着けて・・・

「おい、会長!お前どういうつもりだ!?」

会長?何のことだ?

けど今はそんなことはいい、次にこのカードを差し込むんだったな。

「こ、ここか?」

それっぽい差し込み口を見つけたので、そこに思いっきり入れてみた。

その瞬間、俺の体中が光りだした。

「うわ!?」

驚いていると、俺の着ていた制服が形を次第に変えていった。

光が収まると、全く見たことのないような服装になっていた。

・・・あれ?

「手が・・・」

熱い・・・何でだ?

「チッ、お前もログインしやがったか。だがすぐには戦えんだろう、行くぞ!!」

そんな掛け声が上がると同時に何人かがこっちに駆け出して来た。

取り囲まれている上に背後が壁の俺に逃げ場は無い。

「さぁ、戦うんだ、上野君!」

長髪の・・・あの会長とか呼ばれていた人は応援してくれている。

ありがたいのやらそうでないのやら・・・。

「あぁ、もうヤケクソだ!」

とにかく、一人に対して迎えうつために駆け出した。

その次の瞬間だった。

ボッ

「え?・・・なんだコレは!?」

何で俺の手が燃えてるんだ!?

・・・だが気にする余裕なんかない。

俺はその手で真正面にいたヤツの振り下ろしてきた剣を思いっきり殴った。

ガチンッ

すると剣は弾き飛ばされ、離れたところに落ちた。

そんな出来事に、俺だけでなく剣を弾き飛ばされたヤツも驚きを隠せないようだ。

そして、これが何なのかすぐ分かった。

・・・いや、分かったんじゃない、『知っていた』んだ。

初めて見たはずの、その炎の名を思わず呟いた。

「・・・運命系基本形態『運命の業火』」
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ラジオ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。