無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

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第124話『貫く光と受け止める矢』

「終わらせるかよ」

その言葉と同時に、恵比寿目掛けて上空から光線が向かってきた。

ドォォォン!

発射体勢に入り硬直していた恵比寿はそれを避けることが出来ず、直撃した。

そして、大塚の目の前にそれを放った張本人が着地し、姿を現した。

それを確認した大塚は、思わずその人物の名を口に出した。

「や、山本さん!?」

昨年4月、神田と大塚と共に任務を遂行した、軍の山本であった。

「久しぶりだな、待たせてすまない」

手に持った『連射型カスタム』の『ツインバスターライフル』を構えながら山本は挨拶した。

「ど、どうしたんですか、山本さん?」

神田も2人に駆け寄りながら聞いた。

「軍の方に要請が入ってな、俺は君達と面識があるということでこっちの守備を任された」

「要請?ということは・・・」

「今回の軍勢、第二波第三波が確認されているが、そっちには軍が対処し始めてる。ここには行き着かないだろう」

「本当ですか!?」

「あぁ。だから俺達は・・・こいつらをどうにかすればいいだけだ」

そう言う山本の視線の先には、あの爆発を耐え切った恵比寿の姿があった。

衣服は所々焼けているが、戦いに支障があるようには見えなかった。

「ん~、今のは流石に痛かったんだなぁ」

そういう恵比寿の表情は、まだ余裕が残されていた。

「まずは・・・こいつから始めるか」

そう呟く山本の持つ『ツインバスターライフル』には、銃口にエネルギーが集まり始めていた。

「今度はさっきみたいにはいかないんだなぁ」

それに対して恵比寿も『トリプル・メガソニック砲』を再び構え、エネルギーの充填を開始した。

共に威力の高い光線を放つ武器。

それがぶつかり合うことによる爆発は、その場にいる誰もが予想出来ることであった。

そして、2人から射撃が行われようとした、まさにその時。

「今だ、ガジコ!」

「えぇ!」

山本の後ろから返事が聞こえると共にいくつもの矢が恵比寿に向かっていった。

矢を放ったのは、いつの間にか山本の後方で弓を構えていたガジコ。

そして放たれた矢は両肩、両膝に直撃し、見事に刺さった。

しかし、それでも恵比寿の発射体勢が解かれることはなかった。

そのまま恵比寿が射撃を行おうとした、その瞬間。

「バインド!」

ガジコの一声と共に矢がエネルギーの膜を作り出し、恵比寿の前面を覆った。

そして放たれた光線は膜に直撃、更に爆発まで引き起こした。

「い、いきなりひどいんだなぁ」

この衝撃によろけている間に、

「更にひどくしてやるよ」

山本が引き金を思いっきり絞った。

放たれた光線はまだ体勢を立て直せていない恵比寿に直撃、更なる爆発を引き起こした。

「うわぁ~んだなぁ」

そのダメージによってよろけている恵比寿に対し、更に

「まだ終わらないぞ!」

山本は再び引き金を引いた。

そこから放たれた光線も直撃し、それを確認して間もなく更に連射を行った。

「も、もうダメなんだなぁ、ここは帰る・・・」

「帰らせねえよ」

そして最後の1発を山本は放った。

言うまでもなくそれも直撃。

いつものように瞬間移動装置で撤退しようとした恵比寿はそうすることが出来ず、その場で倒れた。

「ひ・・・ひどすぎるんだなぁ」

その一言だけ残し、恵比寿は気絶した。

「作戦どおりね」

ガジコが3人の元へ駆け寄った。

「あぁ。他のやつらも軍や民間企業の者によって何とかなるだろう」

そう言いながら山本は意識を失っている恵比寿の方へと近づいた。

「・・・意識はないだろうが、お前をEB条例に基づき拘束させてもらう」

そう言って山本は恵比寿に手錠のようなものをかけ始めた。

「あとは近づいてくるやつらを追い払うだけ。頑張りましょう」

ガジコが神田と大塚にそう呼びかけた。

「えぇ。俺達も頑張らないと、あの2人に悪いですしね・・・」

神田はそう言いながら、星々が輝く夜空を見上げた。
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