無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

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第118話『踏みしめる一歩』

「どうしたんです?もう終わりですか?」

3人を1人で相手をしていた羅印。

最初のうちはうまく立ち回れていたものの、次第に体力を失っていき、今では窮地といってもおかしくない状況だった。

「何の・・・まだやれるさ」

平然を装おうとする羅印であったが、表情からはそれが虚勢だというのが誰にでも分かるほど表れていた。

「じゃあ、死ぬんだなあ」

その一言と同時に、恵比寿が『トリプル・メガソニック砲』を放つ構えを見せた。

戦っているのは狭い通路、そこで幅の広いそれを放たれては羅印も避ける術はなかった。

(仕方ない、あれを使うか・・・)

羅印がそう決意し、行動を起こそうとしたその時だった。

ドドドドドドドド

3人の背後から全く違う銃声が響いた。

それは機関銃の発射音であり、3人を狙ったものというのは全員すぐ理解できた。

3人に当たったものの全く通じず、弾が床に散らばったからだ。

そしてその機関銃を放ったのは、蝶子先生と音無先生だった。

「羅印さん、大丈夫ですか?」

「な!?あなた達は来るな!ログイン出来ないあなた達が敵う相手じゃない!!」

羅印は必死に2人に撤退を促した。

「安心してください、すぐに生徒会がサーバを動かしてくれるはずです」

「それまで、俺達で時間稼ぎを行うまでです!」

そう言いながら2人は弾倉を換え、再び構えた。

だが2人が構えているのはあくまで普通の機関銃。

ログインによって身体能力が強化されている相手に通じる武器ではなかった。

「あんな奴らに期待しているのか?馬鹿かアンタらは」

田端からの皮肉に対し、2人は

「何言ってんの、私達は教師よ」

「教師が生徒を信じずに、何を信じろって言うんだ!」

そして戦いは再開された。



バァァァァァァン!

「グッ・・・!」

俺の菊一文字を振り下ろしたときに発せられた衝撃波と、新橋の光線が目の前で激突した。

その瞬間、凄まじい衝撃が俺に襲い掛かった。

新橋には・・・距離が離れすぎている、この衝撃は伝わっていないだろう。

だけど、これで終わりじゃない。

この光線を押し返して、奴に一太刀入れないと終わらない。

だけど・・・ただでさえ威力の高いあの光線を『ジェノサイドモード』で放ってきているんだ。

それを押し返すというのは生半可なことではない。

それは前の『ジャンクション』のを押し返した時に実証している。

だけど・・・これを止めなければ俺だけじゃない。

すぐ後ろにいる目黒も・・・ましてや校舎を傷つけることになる。

そんなことを・・・させて・・・

「させてたまるかーーー!!!」

この叫びに力を入れた瞬間、急に前へ踏み出せるようになった。

このまま・・・いける!!

「ウォォォォォォ!!」

そしてこのまま前進、見る見るうちに新橋との距離が縮まった。

「ナ!?」

新橋がこの光景に驚きを隠せないでいた。

そして俺は

「ウォォォォォォ!!」

間合いに入った瞬間に思いっきり振り下ろした。

すると『ツインバスターライフル』は銃口からキレイに真っ二つになり、その場で爆発。

更に、そこから発せられた衝撃波が新橋に直撃し、再び吹き飛ばされた。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

流石に疲れた・・・もう一度同じことをしろと言われても、おそらく無理だろう。

現に、今で覚醒も切れたようだ。

「ク、クソぉ・・・」

それに、今立ち上がった新橋にはもう勝機はないはずだ。

なぜなら、

「諦めろ、もう武器はないだろうし、戦えるほどの力もないだろ?」

目黒が行う『ジェノサイドモード』を見ても分かる。

あれを放つと、体への負担が急激にかかる。

それでも尚、戦おうというのは正直無茶な話だ。

「ま、マダダーーー!!!」

新橋はそう叫ぶと共に武器を具現化させた。

それは・・・神田さんも愛用する『蒼天の剣』だ。

その上あの様子、更なる強化を実行したんだろう。

やはり、もう一度やるしか・・・。

「上野君、待って」

そう決意しようとしたとき、後ろから目黒に声を掛けられた。

「どうした?」

「・・・ここは私がやる」
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