無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

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第107話『堕ちた要因』

「破滅・・・?どういうことだ!!」

「俺が説明するまでもない、池袋にでも聞くんだな」

「何・・・!?」

俺と新橋がそうやり取りしていると、突然目黒の周りを包んでいた黒いエネルギーが晴れた。

そしてうずくまっていた目黒はゆっくり立ち上がったが・・・

「め・・・目黒?」

目を疑うような大きく変わった点が2つあった。

1つは、目黒の瞳が虚ろになっていること。

もう1つは・・・光り輝いていた目黒の翼が黒く変色してしまっていることだ。

「これは・・・どうにかしないとな」

そう言って会長は持っていた『自由の代償』を構えた。

「ど・・・どういうことですか!?」

とにかく、この状態が何なのか分からない俺には、1つでも情報が欲しかった。

今の目黒に・・・一体何が起こっているか知るためにも。

「あの『天使』には、体の負担が軽くなるというメリットがあるが、大きなデメリットも存在するんだ」

「デメリット?」

「もし・・・『天使』を発動させた状態で精神状態が不安定になった時、その効果が急激に変化する。

その状態のことを『堕天使』と呼ばれているんだがな・・・」

「『堕天使』・・・?」

「あぁ。この状態になった時、『天使』の時とは逆に体への負担が増加し、その分破壊力が増す」

「え!?」

俺はそれを聞いて目黒を確認した。

目黒は手に持っている『ピーコック・スマッシャー』を構え、今にも発射しようとしていた。

「!」

「避けるんだ!」

俺と会長が危険を察してその場から飛び離れた次の瞬間。

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

『ピーコック・スマッシャー』から9本の光線が放たれた。

その1本1本の威力は、確かに普段とは違うと瞬時に理解することが出来た。

その光線は俺達の上を通り過ぎ、向かった先は・・・あのクローン達だった。

しかも、ホーミング能力も上がっているのかそれを避けきれた奴はいなく、すぐに跡形もなく蒸発してしまった。

だけど・・・これは意外だ。

目黒の状態は一見、強化された状態に似ている。

となると、理性を失って敵味方なく攻撃するものだと思っていた。

だけど、一番近くにいた俺達ではなく真っ先にクローン達に攻撃を仕掛けた。

これは・・・どういうことだ?

「会長、これは・・・」

「『堕天使』になると、まず最初にその状態にした対象を破壊しようという習性があるんだ」

「え!?」

目黒をあの状態にした要因、それはあのクローン達と・・・それを連れて来た新橋だ。

「あぁ、その通りさ!」

こっちの会話が聞こえたのだろう、新橋が声を掛けてきた。

「何のつもりだ!」

自分自身が狙われるのに、何でこうも平然としていられる?

「俺はな・・・こうしたかったんだよ!」

そう言うと、新橋は跳躍した。

そして着地した場所、その背中には・・・校舎が建っていた。

もしこの状態で目黒が砲撃したら、校舎は・・・中の生徒や先生達が!?

「な、何のつもりだ!」

「俺はな、前からここを破壊したかったんだよ」

「え?」

「ここさえ無くなれば、もう目白さんみたいな人が出ないだろ?だからな・・・」

「め・・・メジロさん・・・」

新橋の一言に反応したのか、目黒が呟くと同時に武器を『ジャンクション』に変化させた。

それと同時に、砲口にエネルギーが急速に集まりだした。

あれは・・・『ジェノサイドモード』!?

あんなのをあそこで放ったら、新橋はもちろん、校舎も破壊されちまう。

それどころか、あの状態でただでさえ負担の大きい『ジェノサイドモード』を放ったら、目黒自身も・・・。

「目黒、やめろ!!」

「さぁ、目黒、放ってみるがいい!!」

「アァァァァァァァァ!!!!!!」

ダメだ、発射を止めることは出来ない・・・。

そう直感した俺は、跳躍して校舎前に着地した。

新橋はいいが、校舎だけは守らなければ・・・。

そう決意したとき、『ジャンクション』から光線が放たれた。
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