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無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

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第104話『明らかな要因』

「どうにかなったな」

「うん」

あれだけの攻撃を受けた野球部とサッカー部の連中は目の前で全員倒れていた。

これでとりあえずは安心だ。

だけど、気になることもある。

「一体、誰がこいつらを強化させたんだ?」

当たり前だが、こいつらに自分自身を強化させるだけの力はない。

つまりは、誰かがこいつらを強化したのは明白だ。

・・・もっとも、大体見当はついている。

「やっぱり、あの組織が?」

「だろうな。それ以外に思いつかない」

最初に野球部を強化したのも、その後サッカー部を強化したのも、今改めてこいつらを強化したのも犯人はそいつらだろう。

だけど、確証はない。

全ては推測の域を出てないだけに、いまいち強気に出れない。

その時、俺は気付いた。

わずかに意識を保っている野球部員が1人いることに。

俺は何か聞きだせるかと思い、そいつに向かって歩みを寄せた。

「おい、お前達の強化をしたのは誰だ!?」

少し乱暴ながらも、胸倉をつかんで無理矢理体を起こさせ、質問を浴びせた。

「俺達を・・・強化?」

「ああ、誰かがやったんだろ?言え!」

「上野君、落ち着いて」

熱くなっている俺に対して目黒はあくまで冷静になだめてきた。

「お前達・・・あいつの仲間じゃないのか?」

「仲間?どういうことだ!」

俺達をそんな悪人達と一緒にされたこともあってか、余計に頭に血が上った。

「だって・・・あいつはお前達のところにいた奴だろ?」

「・・・何だと?」

「見たことあるぜ、お前達の中にあいつがいたことを・・・」

「あいつ?あいつって誰のことだ!!」

生徒会の中に犯人がいる。

しかも、そいつは例の組織と関与してるかもしれない。

そう考えただけでも、信じたくなかった。

「あいつは・・・」

「上野君!危ない!!」

目黒の声を聞いて、俺は気付いた。

何かとてつもないエネルギーが近づいてくることを。

俺は胸倉を掴んでいた野球部員を投げ飛ばすと同時にその場から飛び離れた。

その直後、巨大な光線が俺がいた場所を通過した。

あの威力・・・受けていたらただじゃ済まなかったはずだ。

「チ、避けやがったか」

聞いた途端、誰だかすぐ分かった。

「新橋・・・」

校門近くであの巨大な銃を構えている新橋の姿があった。

だけど、これでようやく確信が出来る。

「やっぱり、こいつらを強化をしたのはお前か!」

「正確には俺達の組織が、だけどな。少なくとも、声を掛けたのは俺だ」

あっさりと答えてきやがった。

気付いてはいたが、こいつに罪の意識はないようだ。

それでも、やるべきことは変わらない。

「今日こそ・・・終わりだ」

コイツを倒して、これ以上の犠牲を減らすこと。

そうしなきゃ、また犬彦先生のような人が出てしまう。

「慌てるな、俺は今回は戦わない」

「そんな言い分が通用するか!」

こいつは今まで様々なことをしてきやがった。

目の前に現れた以上、ただで帰すわけにはいかない。

「・・・それはこいつらを見ても言えるか?」

俺はそう言われて気付いた。

新橋の後ろに、体全体を布のようなもので包み容姿を隠している奴らが何人かいることを。

そいつらが新橋の前に横一列で並んで出た。

容姿以外に分かることと言えば、いずれも身長は同じぐらいで新橋より低いことだ。

「・・・誰だ?」

「誰?可愛そうなことを言うな、よく知っている顔だろ?」

「俺が・・・よく知っている顔?」

だが、その肝心の顔が布によって完全に隠されている。

今は・・・何とも言えない。

「お前達、姿を見せてやれ」

するとそいつらは被っていた布を一斉に脱ぎ捨てた。
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