無料オンラインゲーム『百花繚乱Endless Battle』。 そのノベライズとそれに関することを書いていきたいと思います。

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第0話

西暦2010年。

異星人からの侵略、未来からの襲撃。

現代を遥かに凌ぐ技術で様々な脅威に晒される地球。

だが、人類もただやられているわけではなかった。

それらから鹵獲した兵器を解析。

それを自身の軍事力として使用していくうちに、

人類の技術力は飛躍的に向上した。

そして、その技術力により作られた兵器を駆使し地球への脅威を守る職業、

『エンドレスバトラー』が発足した。

この職に従事する者は脅威と日夜戦い続け、

地球壊滅という危機を回避している大きな要因となった。

そこまで重要な職となった『エンドレスバトラー』。

そのため、それらを育成する機関が発足するのは、もはや自然の流れであった。

そして日本、東京のとある市街地。

この物語は、そんな育成機関『私立百花高校』で過ごす、

明日へと育つ戦士達の汗と涙と青春の1ページである・・・。
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登場人物紹介

※ネタバレを多少含むので、それでもいい方は下の[READ MORE...] からお進みください
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第1話『抑える者たち』

『私立百花高校』

校庭でキレイに桜が花びらを散らしていた。

それを校舎の一室の窓際で眺めている男子生徒がいた。

耳が軽く被さるほどの長さの髪、特に大きくもなければ小さくも無い背丈。

そして制服である学ランは前のボタンが全て開けられていた。

ちなみに、その部屋の入り口には『生徒会室』という札が掛けられていた。

「・・・キレイだな」

そう呟きながら男子生徒は湯呑みに淹れられたお茶を口にした。

ガチャ

「ちぃ~す! ・・・お、神田。もう来てたのか?」

「ホントだ、はや~い」

男子生徒と女子生徒がそう言いながら部屋の中に入ってきた。

男子の方は逆立った髪にガッチリした体格。

神田と呼ばれた生徒よりも一回り大きかった。

一方女子生徒の方は肩までかかる長い髪に少し染髪のあとがある。

更にルーズソックスと、今時の女子高生の雰囲気が出ていた。

「そんなことないさ、2人が遅かっただけだよ」

微笑しながら神田がそう答えた。

「な~んだ、今日の掃除がなかっただけかぁ」

女子生徒が不満そうにそう言った。

「じゃあ、他の皆は?」

男子が聞いた。

「とりあえず会長はいつも通りもう帰った」

「またぁ!?」

怪訝な顔を浮かべる2人。

「品川はお前達と同じ掃除。大塚は先に部活の方に行っている。目黒は・・・」

と話していたその時。

バタン!

急にドアが開かれた。

元から部屋にいた3人に比べちょっと小さめな女子生徒が息を切らせて入り口付近で膝に手を付いていた。

少し短めの髪に、まだ微妙に幼さが残る顔立ちである。

「お、目黒。茶葉もらえた? ・・・て、どうした?」

神田があまりにも息を切らす女子生徒を見てたまらず質問した。

「あ、茶葉ならもらいました・・・て、それよりもまた野球部の人たちが!!」

ポケットから小さなお茶葉の筒を取り出しながら言った。

「・・・たく、また野球部か。で、今度はどこの誰が?」

「多分、あれは戦略指揮専門科の日暮里君だと・・・」

「日暮里君て、もしかして・・・」

「あの科の中でも学年上位の成績の日暮里君・・・だろうな」

それを聞いた神田が立ち上がった。

「田町、ここに残って連絡の方を頼む。品川と大塚が来たらこのことを伝えてくれ」

「わ、分かった!」

長髪の女子生徒がそう言われて返事をした。

「目黒、済まないがそこまで案内してくれ」

「は・・・はい!」

目黒が息を整えてから返事した。

「大崎・・・いいよな?」

「へ、言われるまでもないぜ!」

ガッチリとした体格の男子生徒が両手の拳同士を打ち合わせながら答えた。

「よし、行くぞ!」

そして3人はそのまま部屋を後にした。



地球を脅威から守るための職業、『エンドレスバトラー』。

力を行使する職業がために、その力を過った方法に使う者も少なくはない。

そのため、これに関連した組織、機関ではそれを抑えるための内部組織が存在する。

もちろん、この『私立百花高校』でもそれは例外ではない。

だが、他の組織と大きく違うのは、それをまだ精神的にも未熟な生徒に任せていることである。

教育的一環として扱われ、他の高校で言う風紀委員の役割を受け持つ組織。

それが『私立百花高校』の『生徒会』である。

第2話『ログイン』

「おい!何度言えば分かるんだ!いいから金寄越せよ!!」

「だ、だからそれしか持ってないんですって・・・」

体育館の中で、1人の男子生徒が9人近い男子生徒の集団に囲まれて、更に襟首を掴まれている。

しかも金銭の要求、誰がどう見ても恐喝である。

「高校生の財布に300円しかないってことがあるかよ!他に隠し持ってんだろ!」

「本当にそれしかないんですって・・・」

背も低く、見るからにひ弱そうな男子生徒に対し、恐喝している生徒達はガッチリとした体格を持っていた。

「そこまで言うなら、力づくでも出させてやるよ!!」

襟首を掴んでいる男子生徒が拳を振るおうとしたその時。

「お前ら、そこまでだ!!」

そんな叫びと共に体育館の扉が開かれた。

その先に姿を見せたのは神田、大崎、目黒の3人だ。

「・・・野球部からは、既にログイン反応があります」

目黒が携帯電話を見ながら2人の後ろからそう伝えた。

「OK」

そして3人は集団に歩みを寄せた。

「チ、生徒会か」

集団の1人が吐き捨てるように言った。

「野球部!これで何回目の恐喝だ!いい加減にしろ!」

大崎が怒りを露にしながら叫んだ。

「うるせえな。これぐらいしなきゃ俺たちの学生生活は充実しねえんだよ!」

「・・・その様子だと、反省する気はないようだな」

「だからどうだってんだ!?」

ニヤ

そう微笑しながら神田はポケットから何やら円形の物体を取り出した。

「何だそれは?」

「ポケットサイズのマイクロフォンだ。今の会話は確かに録音させてもらった」

「!!??」

この神田の発言に野球部は全員驚愕した。

「これでお前達に最低でも停学処分は確定だな。さぁおとなしくしてもらおうか」

「く、クソォォォ! こうなったらそいつを力づくでも奪ってやる!」

すると恐喝されていた男子生徒・・・おそらく日暮里という名前だろう・・・を遠くに投げ飛ばした。

そして、集団の生徒の手に突如何かしらの武器が現れた。

それは銃、剣、槍と様々だ。

「恐喝、反省なし、そして私的目的のログイン及び武器の使用。十分な理由だな」

「ああ」

「はい」

すると神田、大崎、目黒の3人は左手を胸の前に持ってきた。

その手首には特殊な形の腕時計が付けられていた。

そして3人ほぼ同時に制服の内ポケットからカードのようなものを取り出した。

「今からお前らを、生徒会特権により取り押さえる!覚悟しろ! EB・・・」

「「「ログイン!!!」」」

そういうと同時に3人はカードを腕時計に差し込んだ。

すると3人の制服が急に光り出し、戦闘服調に変化した。

いくら成長途中とはいえ、彼らもまた『エンドレスバトラー』。

その力を発揮するためには、『EB-ID』と呼ばれるカードを認証リストにセットし、ログインする必要があった。

「いつものように、俺と大崎がフォワード。目黒はサポートを頼む」

「あぁ!」

「了解です!」

そして3人は手を前に出し、一瞬で武器が目の前に現れた。

第3話『運命の化身』

武器を取ってから真っ先に行動に移したのは神田であった。

とてつもないスピードで野球部に向かって駆け出し、手には巨大な剣が握られていた。

運命系大型破壊剣『蒼天の剣』。

神田は剣先を突き出す形で持ち、凄まじい速度で野球部の集団を突き抜けた。

すると神田が駆け抜けた軌道上にいた野球部員3人がその衝撃で上空に高々と上げられた。

抜けた神田はすぐさま集団の方を振り向き、集団をキッと睨みつけた。

一方の野球部はそんな神田に脅えを隠せなかった。

「ひ、怯むな!」

その部員1人の声に応えるかのように、部員のうち銃を持っている者が神田に向けて発砲しようとした。

「おいおい、俺を忘れてもらっちゃ困るぜ!」

野球部のすぐ傍で大崎が構えていた。

それぞれの手の甲には、禍々しい大きな3本の爪がつけられていた。

運命系高速格闘爪『驕れる牙』。

その爪を大崎は左右共に大きく横に一閃。

爪からその本体以上のざんげ機がすぐそばにいた銃を持った野球部員2人を襲い、吹き飛した。

「う、うわああああーー!!」

今の攻撃を見たにも関わらず、1人の部員が恐怖を振り払うかのように刀を大崎に対して振り下ろした。

すると右手に付けられた爪の一本一本が微妙に前後にスライド、そして振り下ろされた刀が隙間に入った瞬間に再びスライドし、ガッチリと刀を捕らえた。

「な!?」

これに驚いた野球部員は、必死にそれを抜こうとするが刀はビクともしなかった。

そんな野球部員に対し、大崎は空いているもう片方の爪を構えた。

「・・・度胸は認めるが、ただそれだけだ!!」

そしてその爪で一閃、その衝撃に野球部員は刀を手放し、そのまま体育館の壁まで吹き飛ばされた。

「い、今のに続けぇ!!」

号令と共に大崎に対して残った3人の野球部員が襲い掛かった。

すると大崎は軽快に横へステップ、そして

「目黒、今だ!!」

と後方の目黒に声を掛けた。

その声に反応し、飛び掛っている野球部員が目黒の方を見た。

するとそこには、大きな砲を構えている目黒がいた。

運命系長距離光線砲『ジャンクション』。

すると砲口に出来ていた赤い玉が次第に大きくなっていった。

「シュート!!」

そして目黒の一声と共に引き金が引かれた。

砲口からは人1人軽く飲み込んでしまいそうな光線が野球部員目掛けて走った。

光線はそのまま野球部員2人に直撃。

砲口が斜め上を向いていたためもあって、光線は天井に激突するまで直進。

飲み込まれた野球部員2人は天井にめり込まれる形で気絶した。

そして残った野球部員はただ1人であった。

目黒は再び『ジャンクション』を、大崎は『驕れる牙』を構えた。

「どうする?まだやるか?」

「ク、クソォォ!!」

すると残った野球部員は持っていた銃を先ほど集団を突き抜けて1人だけになっているはずの神田に向けようと振り返った。

次の瞬間、彼の目にとんでもない物が映った。

刀身が先ほどとは比べ物にならないほど巨大化している『蒼天の剣』を高々と掲げ上げている神田の姿が。

「あ、あ・・・」

この姿に流石に恐怖を覚えたのか、野球部員の目に戦意は残っていなかった。

「これで・・・おわりだぁあああ!!」

そして神田は野球部員に剣を振り下ろした。

足が竦み、身動きすら取れなかった野球部員はそれに直撃、轟音と共に『蒼天の剣』に押し潰された。

それを確認した神田は、『蒼天の剣』を元の大きさに戻した。

野球部員は床にめり込み、白目を剥いて気絶していた。

これで、もう周りに戦える野球部員はいなかった。
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